2009年11月05日

しずおか市民焼酎が誕生した日

2009年10月17日、
ついに100%富厚里市民農園産サツマイモから
醸造した芋焼酎が誕生する日がやってきました。

醸造を開始してから6日目
予定よりも早く発酵が進み、1週間を待たずに
蒸留が行われました。

富厚里の方々4名、収穫作業を手伝ってくださった方、
そして富厚里メンバー、全員で9名が早朝の電車に
揺られて富士正酒造(富士宮)へ。

1週間前の醸造の時には、まだ暖かい気候でしたが、
この日の朝は16℃。だいぶ冷え込む倉庫の中で、
蒸留は開始されました。


減圧蒸留機で蒸留中のもろみ

まず最初に抽出された液(初留)は「初垂れ(ハナタレ)」
と呼ばれる原酒で、なんとアルコール度数は68.3度!

この強烈なアルコール度数の液を匂ってみると、まるで
‘セメダイン’のような匂いがしました。

そして蒸留が進むにつれて、次第にアルコール度数は
下がり、サツマイモのさわやかな香り、味が楽しめる
ように変化していきました。

初めて出会うその味に、一口一口、皆で顔を合わせながら
確認していきました。



そうして抽出することができた原酒は、
アルコール度数36.5度
242リットル
でした。

現在、樽の中で熟成中です。

蒸留の模様(動画)をHPでも紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください。

http://fukouri.hp.infoseek.co.jp/project01.htm

今後はさらに多くの方とこの楽しみを分かち合えたら良いな、と思います。