2009年03月20日

サツマイモ苗床とジャガイモ植付

春分の日の3月20日、いよいよ芋焼酎作りに向けて本格始動!

今日はオーナーの佐藤さんと一緒にサツマイモ苗床を作成しました。
苗床に選んだ場所は畑の中でも、いちばん肥沃な土地。

まずは囲いを作るように、四隅に杭を打ち付けていきます。
 
春のポカポカ陽気で、汗がにじみ出ます。

次に肥料を投入!
牛糞2袋に、鶏糞1袋!それを、よ~くかき混ぜます。
  
佐藤さんつぶやく。「このくらい(養分を)たっぷり入れないとねぇ~」


頑張って混ぜてます!

そして、まわりを囲い・・
 

いよいよ種芋の植付icon12
  
種芋はベニアズマ。植付は茎につながっていたほうを下にします。

これに透明のビニールをかけて、苗床完成!
 
うまく苗が育ちますように・・

さて、今日はジャガイモの植付もしました。
種類は左から、男爵、早生シロ、豊シロ
  
植付前に種イモを半分に切ります。この時、両方に芽があるように切るのがポイント。

農作業の合間には、春の空気をいっぱいに吸いながら、
季節感たっぷりのお昼ごはん。
  
頼もしいyoshiさん持参の御前崎産わかめ。わかめ&生姜&鰹節&醤油がホントよく合いますicon12

  
採れたてのウドを自家製味噌でいただきます。やわらかくて香りの良いウドは、やさしい味face01
たくわんに添えられた季節の花。この心づかいが素敵icon12


いよいよ本格始動した‘地域シゴト農園’

今年は採れたサツマイモで焼酎を作るのが目標です。
その目標に向かう道の途中で、この富厚里と市街地の
人を結びつけ、農村と都市がwin-winとなるような関係
を築いていけたら良いなぁ~と思います。

《番外編》
 
トラクター初体験のyoshiさん。オーナー佐藤さんの指導のもと、すぐにマスターしてました!

  


Posted by 耕作 at 21:18Comments(2)農園記録

2009年03月08日

猩々袴(ショウジョウバカマ)

久しぶりの活動記録です。



今日はダイラボウの山頂付近にある、猩々袴(ショウジョウバカマ)の
お手入を手伝いました。

猩々袴は、早春に淡いピンク色~紫色の可憐な花を咲かせます。
ダイラボウでは、すでに開花し始めていて、これから4月中旬あたり
まで楽しめるとのこと。

この花は、ユリ科の多年草で、全国的にみられる花ですが、その多くが
山地の斜面や湿地にみられるそうです。

今日の作業は、この土地を管理する富厚里の方々と富厚里を活動拠点
とする私たち5名、さらに今日は私たちの活動に興味を持っていただいた
頼もしい助っ人2名を迎え、総勢12名。
黙々と、下草を刈った後に覆いかぶさる、杉の葉や枝を取り去り、猩々袴
が生育・繁殖しやすいようにしました。



猩々袴は、葉が地面にぴったりと張り付くように生育しているので、
丁寧に小枝や葉を取り除いていきます。



今年は暖冬の影響か、開花が早いようで、作業しながら薄い紫色の
可愛い花をみることができました。まだまだ咲き始めで、草丈は10cm
以下のものが大半でしたが、これが20cmくらいになるそうです。



ところで、この猩々袴(ショウジョウバカマ)という名前の由来ですが、
花の部分を「猩々」という伝説上の酒好きの動物(顔が赤いらしい)
に見立て、花の下の葉を袴に見立てたと言われています。

軍手をしながらの作業でしたが、特に杉の枝にある尖った部分は
簡単に軍手を貫通して刺さり、何度か「痛っ!」と言ってしまいました。

作業をしながら、農園オーナーの佐藤さんから、猩々袴の面白い
繁殖方法を教えていただきました。
この植物の繁殖は種子から以外にも、葉の先にできる不定芽
(葉先に付いている小さなフタバです)によっても殖えることが
可能なのだとか。



そう説明しながら、佐藤さんは不定芽を地中に埋めていました。

今日は雨が心配でしたが、嬉しいことに晴れ間が広がってきて、
清々しく作業をすることができました。

今年だけでなく、これから先、もっともっとダイラボウに猩々袴が
群生していき、きれいな花をたくさん咲かせてくれるのが楽しみ
です。








  


Posted by 耕作 at 23:16Comments(4)自然