2009年03月08日

猩々袴(ショウジョウバカマ)

久しぶりの活動記録です。

猩々袴(ショウジョウバカマ)

今日はダイラボウの山頂付近にある、猩々袴(ショウジョウバカマ)の
お手入を手伝いました。

猩々袴は、早春に淡いピンク色~紫色の可憐な花を咲かせます。
ダイラボウでは、すでに開花し始めていて、これから4月中旬あたり
まで楽しめるとのこと。

この花は、ユリ科の多年草で、全国的にみられる花ですが、その多くが
山地の斜面や湿地にみられるそうです。

今日の作業は、この土地を管理する富厚里の方々と富厚里を活動拠点
とする私たち5名、さらに今日は私たちの活動に興味を持っていただいた
頼もしい助っ人2名を迎え、総勢12名。
黙々と、下草を刈った後に覆いかぶさる、杉の葉や枝を取り去り、猩々袴
が生育・繁殖しやすいようにしました。

猩々袴(ショウジョウバカマ)

猩々袴は、葉が地面にぴったりと張り付くように生育しているので、
丁寧に小枝や葉を取り除いていきます。

猩々袴(ショウジョウバカマ)

今年は暖冬の影響か、開花が早いようで、作業しながら薄い紫色の
可愛い花をみることができました。まだまだ咲き始めで、草丈は10cm
以下のものが大半でしたが、これが20cmくらいになるそうです。

猩々袴(ショウジョウバカマ)

ところで、この猩々袴(ショウジョウバカマ)という名前の由来ですが、
花の部分を「猩々」という伝説上の酒好きの動物(顔が赤いらしい)
に見立て、花の下の葉を袴に見立てたと言われています。

軍手をしながらの作業でしたが、特に杉の枝にある尖った部分は
簡単に軍手を貫通して刺さり、何度か「痛っ!」と言ってしまいました。

作業をしながら、農園オーナーの佐藤さんから、猩々袴の面白い
繁殖方法を教えていただきました。
この植物の繁殖は種子から以外にも、葉の先にできる不定芽
(葉先に付いている小さなフタバです)によっても殖えることが
可能なのだとか。

猩々袴(ショウジョウバカマ)

そう説明しながら、佐藤さんは不定芽を地中に埋めていました。

今日は雨が心配でしたが、嬉しいことに晴れ間が広がってきて、
清々しく作業をすることができました。

今年だけでなく、これから先、もっともっとダイラボウに猩々袴が
群生していき、きれいな花をたくさん咲かせてくれるのが楽しみ
です。










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Posted by 耕作 at 23:16│Comments(4)自然
この記事へのコメント
猩々袴、綺麗な花ですね(^^)。のんびり、眺めていると時間を忘れそうです。良い感じで撮影出来ていると思いますよ(・▽・)

家が近ければ、参加したいですぅ(・ω・)


下草狩りをしたから、明日は筋肉痛ですかね(^0^)
Posted by とっちゃん at 2009年03月09日 00:11
>とっちゃんさん

コメントありがとうございます。
猩々袴、とてもきれいな花ですよね。
これから草丈も伸びて、ますます可憐に咲いてくれそうです。

春はハイキングにもちょうど良い季節。
ダイラボウは静岡市街が一望できる、すばらしい風景を楽しむ
ことができますので、機会があれば是非、足を運んでください!
Posted by 耕作耕作 at 2009年03月16日 22:34
こんにちは。
冬も終わり山の手入れの季節なんですね。私も先日桜の木を植えました。

★猩々袴(ショウジョウバカマ)★初めて見ました。
野生なんですか?とてもカワイイ花ですね。
ダイラボウまで見に行ってみようかと思います。
Posted by eko at 2009年03月17日 21:29
>ejoさん

いよいよ桜の季節ですね。
ekoさんが植えられた桜が咲く日が楽しみですね。

私も今回初めて猩々袴をみました。
今がまさに花の見頃です。
ぜひ機会ありましたら、見ていただきたいです。
来月いっぱいは、まだ楽しめるようです。
Posted by 耕作 at 2009年03月23日 21:32
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